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梨の民話「へつこきよめ」

2023.7.4

梨の民話をひとつご紹介致します。

 

むかし、あるところに、ばあさまと兄さがあって、その兄さが嫁さをもらった ってや。 嫁さは、器量よしで気立てがよくて、働きものだったから、ばあさまも 兄さも喜んで、幸せに暮らしていたって。 ところが、しばらくすると、嫁さの顔色がみるみる悪くなってきたので、ばあ さまが心配して尋ねると、嫁さは『へをがまんしているから』と、消え入りそう にゆうた。 それを聞いた、ばあさまが『今日は、おまえとおらだけだで、こいたらええが な』というたので、嫁さはほっとしておもいきりへをこいた。その大きいこと、 大きいこと。 ばあさまは、風にふっとんで、庭の樹のてっぺんにひっかかってしまつた。 お まけに髪の毛まで吹っ飛んで、ばあさまの頭が丸坊主になってしまったので、あ にさは怒って嫁さを親元に返すことにしてしまった。 次の朝、兄さは嫁さを連れて家をでた。 すると、途中に大きな梨の樹があって、子供たちが大騒ぎをしていた。梨の実 を取ろうとしているのだが、樹が高くて届かない。 嫁さは、ボッボーンと大きな へをこいた。すると、大きな梨の実がバラバラと地面いっぱいに落ちてきた。 そこへ、殿様が通りかかり、のどが空からに乾いていた所だったので、殿様も 家来も子供たちも、梨にかぶりつき夢中でほおばった。 そして、殿さまは褒美と、嫁さの両手にのりきれないほどの小判をくれたって。 兄さは、嫁さにあやまって、また家に戻ってもらい、それからは三人仲良く、 暮らしたっていうことじゃ。

※松戸市文化ホール「はばたけ二十世紀梨」より参照。

 

 

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