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風のたより~百華園新聞第39号~

2023.8.3

春は花夏ほととぎす秋は月冬雪さえてすずしかりけり、これは福井県永平寺の開祖道元禅師が詠まれた歌ですが、日本の四季の美しさが感じられます。大阿太高原での梨の花の開花は四月ですが、四月の中旬前後が平均値でありました。ところがここ近年は、1週間から10日早い開花が続いています。今年は4月に入ると咲き始めました。自然の理はあるのか、ないのか?それとも自然はその時折の事象を織り込んで変化していくものなのでしょうか。

 

 

農の作業は四季折々の所作に従うしかなく、風が吹けば風に流され雨が降れば雨に濡れ、お日様が照ればお日様にあたる。人間の力の無力さが感じられます。近大の文明は物つくりが主流であるのに、AIの力がさも偉大であるかの如くに情報が押し寄せてきます。これも人間が考え出した領域の一部であるのに、それらが人間を支配するようなながれがあります。その傲慢さが地球の温暖化につながっているのでしょうか。

 

奈良吉野・大阿太高原 百華園

田中 秀典

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