梨の品種説明

梨について

梨の品種は大きくわけて(日本梨)(中国梨)(西洋梨)の三つに分けられます。現在皆様が食べているのは日本梨がほとんどで、日本梨を大きくわけると肌の赤い梨と肌の青い梨に分けられます。肌の青い梨の代表的な梨は二十世紀梨で、肌の赤い梨の代表的なものは幸水梨、豊水梨、新高梨などです。梨を品種的にわけてみると、早生種、中生種、晩生種の3種類になります。ナシ(梨)Pearはバラ科ナシ属の約20品種の落葉高木の総称です。ニホンナシの学名はPyrus serotina var.culta

梨の品種

■なつしずく

ニホンナシ新品種「なつしずく」(系統番号:ナシ筑波50号)は、「平塚25号」に「筑水」を交雑して育成した早生の青ナシである。食味、果実肥大とも良好である。果面のさびが少なく、無袋栽培でも外観がきれいに仕上がるため省力化が期待できる。


■幸水

収穫時期8月中~下旬。赤梨と言われる梨の系統 糖度が高く果肉が柔らかい。難点は、日持ちが短いと いうこと。しかし、冷蔵庫に入れることによってかなり貯蔵製が増す。夏の激し い暑さの中で、冷やした幸水を食べると又格別です。 菊水と早生幸蔵の交配種で昭和16年に作られました。


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■豊水

収穫時期9月初旬~9月20日前後。赤梨といわれる梨の系統1果が350g~500gと大きくなる。 秋の梨になってくるので、みずみずしいという歯ごたえがある。糖度も高く熟した豊水を食べたら、何にも勝る味である。日本の梨生産量の4分の1以上を占めながら約半世紀もの間、交配に使われた品種が不明だったこの豊水の“両親”が2003年DNA鑑定の結果「幸水」と「イ-33」という品種である可能性が極めて高いと果樹研究所(茨城県つくば市)が正式に発表した。


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■廿世紀

収穫時期9月初旬~9月下旬。青梨の王者廿世紀。二十一世紀に入りましたがこのまま名前は廿世紀のまま 長く続くことでしょう。適度な酸味と、糖度が相まって上品な味わいがかもしだ されます。日持ちも長く品質も余り変わりません。


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■ゴールド廿世紀

ゴールド廿世紀梨はガンマー線の照射によってできた梨で、従来の廿世紀梨とは黒斑病がほとんど出ないという点で違いますが、他の性質についてはほとんど変わりません。百華園もこの品種に少しずつ改埴しております。この廿世紀梨ですとかなりの減農薬栽培が期待できます。


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■新高

収穫時期10月中旬~11月中旬。赤梨の系統 少し芳香があり糖度が高く、貯蔵性が高い。大きい者で1果1Kになるものもかなりある。天の川と今村秋で大正4年に交配されました。


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■愛甘水(早生種)

赤梨といわれる梨の系統。7月下旬から8月上旬。この品種は、猪飼孝志氏が昭和55年に「長寿」に「多摩」を交配し誕生したことで知られています。果実の形は扁円に近く、果実の大きさは300~350g。硬さ及び粗密は中程度で甘味は多く酸味は少なく果汁も十分な品種です。


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■清澄

収穫時期8月初旬。青梨といわれる梨の系統 新水の青芽性。果肉は、新水と変わりがないが肌が青いので見た目での食感が梨という旨味を感じる。新水と同様あまり大玉にはならない。


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■八幸

収穫時期8月中旬。青梨といわれる梨の系統1果が500g以上のものが年によって、3割から5割位は出来る。しかし、糖度が少し低いので現在はあまり生産されていない。


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■水秀

奈良県の田中氏(私の祖父で大阿太高原で最初の梨園の開墾を行いました)作出で、やや腰高、早生としては大果で300g内外になる、品質はやや劣る、樹勢旺盛である。塾期7月下旬~8月上旬現代は、百華園でも作られていない。品種が作出された頃は景気がよく、食の習慣もちがったので需要がありましたが今の習慣には合わなくなりました。


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